介護保険の認定調査結果や主治医意見書は、請求すればもらうことができます

制度・法律

介護保険の認定調査を受けて、認定結果に疑問(不服)があったり、不満はないけどそもそもどうやってこの判断がされたんだろう?って気になりますよね。
認定調査の面談時の情報や主治医意見書は、請求すれば書類を開示してもらうことが可能です。うちは前回と今回、調査結果書類をもらいました。

前回(要介護1になったとき)のケース

区役所から直接入手しました。
介護保険認定結果に疑問があったので、「どのような判断で要介護1になったのか」を、区役所の介護保健課に電話で問い合わせてみました。
介護保険認定の結果に疑問があったので、区役所に問い合わせてみました

介護保険課の返答は以下のとおりでした。
電話では回答はできません。
「区役所に本人が来所して説明を受ける」か「自宅へ訪問して本人に説明を受ける」方法があります。

つまり「説明してもらうことは可能だけど、本人がいないと説明は受けられない」ということです。
母が区役所まで行くのは大変なので、後日うちに来てもらうことにしました。

自宅に説明に来てもらった際に、調査票(認定面談で受け答えした際に調査員が記入した内容)のコピーをもらえました。(このコピーをもらうために本人の自筆のサインと印鑑の押印が必要でした。)

うちの場合は認定結果に不服があったため区役所に問い合わせをしましたが、特に不服がなくても説明を求めることはできます。気になることがあれば、管轄の役所に問い合わせてみるといいと思います。

今回(要介護4になった)のケース

今回はケアマネージャーから入手しました。
認定結果が出たあと、ケアマネさんから「今後のケアプランに役立てたいので認定結果開示の申請を出したい。申請にあたって本人の同意が必要なので、申請書に(母の)記名捺印をお願いしたい。」と依頼がありました。
捺印
ケアマネージャーを通じて、そんなことができるとは知りませんでした。
開示された書類のコピーをうちにも欲しいとケアマネさんに伝え、今回はケアマネージャー経由で手に入れました。

認定調査結果の開示申請について

調べてみたところ、市区町村によって多少、申請書類の名称は違うようです。
「介護保険認定調査結果 ◯◯区(市) 開示」などのキーワードで検索してみてください。
開示される書類や手続き方法も市区町村によって異なりますので、行政のHPや電話、窓口で確認してみてください。ちなみに、主治医意見書については主治医が開示に同意しない場合、開示してもらえないようです。

分からなければケアマネージャーや地域包括支援センターに聞いてみてもいいと思います。
なお、役所から直接入手するにしても、ケアマネージャー経由で入手するにしても、本人の同意が必要です。

ななのひとこと・ふたこと

調査結果を読んでみると「へぇー、あの時の受け答えはこんな風に判断されているんだな。」とわかります。次回以降の認定調査でどう対応したらいいかの参考になります。
また、自分は毎日母に接しているのでなんとも思っていないことについて、第三者の意見がわかるのが面白いです。