コンビニでの紙おむつ販売論争から感じたこと

母の介護

コンビニで紙おむつは売れるのか

ここ最近、Twitter上での「コンビニで少量パックの乳児用紙おむつを売ってほしい」という投稿に対し、賛否両論が沸き起こっています。

紙おむつ(乳児用、大人用とも)を販売しているコンビニは少ないです。夜間や外出先などで急に必要になったときに、コンビニで買えると助かります。
でも、販売しているコンビニが少ないのには理由があるわけです。

コンビニで紙おむつの取り扱いがない主な理由

  • かさばる
  • 大きさのわりに単価は安い(儲けが薄い)
  • 回転率が悪い(そんなに売れるものではない)

つまり、限られた陳列スペースしかないコンビニにとって、紙おむつは扱いにくい商品です。

そもそも少量パックは1枚あたりの値段が高いです。ドラッグストアなどで売っているお徳用パックの3倍〜5倍程度の単価です。
そんなに高いと、緊急時以外は全くといっていいほど売れないでしょう。

コンビニは便利屋ではない

紙おむつを販売するのは、コンビニにとって利益があるとはいえないのです。

「赤ちゃん(または高齢者)にやさしいお店」というイメージを消費者に持ってもらえるくらいしか、メリットが思いつきません。

コンビニは便利屋ではありません。「扱っていない商品」=「売れない商品」だということです。
コンビニはいまや生活インフラとも言えますが、「慈善事業」ではなくて、あくまで利益を追求する「企業」です。
それを私たち消費者は忘れてはいけないと思います。

紙おむつとレンタルパジャマ

「紙おむつはかさばる」という話から派生します。

入院中は多少お金がかかってもレンタルパジャマを利用したほうがいいと思っています。
洗濯の手間が省けることと、あともうひとつ大きな理由があります。
かさばる紙おむつを持っていくので、それ以外の荷物はなるべく少なくしたいのです。

紙おむつを病院の売店で買うのは楽だし便利だけど、とにかく値段が高いです。1枚あたり約200円します。
普段、うちは自治体の補助制度を利用して紙おむつを購入しているので、1枚あたり30円くらいです。
価格差はなんと6倍以上!

だから、家から紙おむつを持参しています。
かさばるし、意外と重いので、会社帰りにそのまま行く場合には4、5枚が限界です。
少なくとも1日おきには病院に行くようにしています。毎日2枚ほど紙おむつを使用するので、行くたびに紙おむつ持参です。満員電車の中、かさばる荷物を持っていると肩身が狭いです…。
紙おむつだけで結構な荷物になるので、他の荷物(パジャマなど)を持つ余裕がありません。

高額な入院パック

以前骨折で入院したリハビリ病院では、パジャマはレンタルが必須でした。
しかも、パジャマだけでなくおむつも病院指定で契約をしなければならないのです(入院パック)。
この入院パックが割高で、1日あたり約千円。つまりひと月で3万円かかるわけです。入院費(治療費)は保険がききますが、入院パック代は自費なので全額自己負担です。
このリハビリ病院には3ヶ月ほど入院していたので、入院パック代だけでも約10万円と痛い出費でした。

レンタルパジャマなどのサービスは、病院によって金額や内容がさまざまなので注意が必要です。

紙おむつの購入助成には注文締め切り日がある

自治体の紙おむつ購入補助制度では毎月、注文締め切り日が設定されています。

バタバタしていて、今月は注文し忘れてしまいました。
バタバタしていたのは、母は退院したのに、その日のうちに再入院することになったからです。

ななのひとこと・ふたこと

注文し忘れてしまったので、来月は紙おむつの在庫が切れてしまいます。
病院の売店よりAmazonで買うほうが安いので、来月分はAmazonで買います…。持って行くの重いけど…。