介護保険でレンタルできるトイレの手すり

トイレの手すり 母の介護

筋力が衰えると立ち上がったり座ったりするのがなかなかスムーズにいかなくなります。

母はベッドから起き上がるときや椅子から立ち上がるとき、あるいは座るときは、手すりなどにつかまります。
私がいるときは必ず身体を支えて安定を保つように気をつけています。

和式トイレと洋式トイレ それぞれの問題点

高齢者にとって、しゃがまなければならない和式トイレは使いづらいです。

公共施設などでは洋式トイレが多いですが、たまに和式タイプのところもあります。
駅のトイレで列に並んでいると、年配の方に「和式で良ければ先にどうぞ」と譲ってもらうことがときどきあります。

では洋式トイレなら高齢者にも全く問題がないかといえばそんなことはありません。ひとつ大きな問題があります。

洋式トイレだと、後ろ向きに(便座に背を向けて)座ることになります。
ただでさえ座るのが難しいのに、見えない方向に座るのなんて怖いとすら感じるようです。

トイレ用の手すり

家にいるときのトイレの際は私が必ず介助しています。私が支えるだけでは安心できないので、トイレ用の手すりを使っています。

トイレ用の手すりは、介護保険を使って1割負担でレンタルできます。

うちで使っている手すり

トイレの手すり

両側から便座を挟み込んで固定するタイプです。

トイレの手すり

トイレの手すり

トイレの手すり

ひじ掛け部分がはね上げ式になっています。

トイレの手すり

固定するため、置くタイプにしては安定感はあります。ただ、挟み込んで固定するため、さっと動かすことはできません。(といっても、自分で動かせないわけではありません。)うちのトイレはただでさえ狭いのに、さらに手すりがあるので掃除がしにくいです。

ちなみにはね上げはどんな時に必要かというと、ドアが横にあるトイレの場合です。ひじ掛け部分が介助の際に邪魔になるので、本人に座ってもらったらひじ掛け部分をはね上げて介助するわけです。

うちのトイレはドアが正面にあるので、はね上げ機能は必要ありません。でもトイレの横幅が狭いので、比較的コンパクトなこちらのタイプくらいしか選択肢がありませんでした。

福祉用具の業者さんに「掃除しにくいんですよね…」と相談したところ、もっとコンパクトで、簡単に動かせるタイプがあると教えてくれました。
でも、簡単に動かせる分、安定感が多少劣るそうなので、変えるべきではないのか迷っています。
とりあえずお試しでレンタルさせてもらえることになったので、母が退院したら一度使ってみようと思います。

ななのひとこと・ふたこと

退院までまだかかりそうなので、手すりと車椅子はいったん返却しました。
母がいなくてさみしいんですが、トイレと玄関が広くなって掃除しやすくなったのは嬉しいです。