買って良かった | SpO2(血中酸素飽和度)を測定するパルスオキシメーター

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先週のことです。朝6時半過ぎにショートステイ先から電話がかかってきました。
「明け方からお母様のSpO2の値が低いです。先ほど測ったら89%でした」

SpO2(エスピーオーツー)とは

「サチュレーション」とも呼ばれます。正式名称は「経皮的動脈血中酸素飽和度」。

SpO2とは、心臓から全身に血液を送り出す動脈の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか(酸素飽和度)、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。

日本呼吸器学会「よくわかるパルスオキシメータ」より引用

ちょっとわかりづらいですね。ざっくり言うと、「血液中に含まれる酸素量」を表しています。

S:Saturation(飽和度)
P:Pulsation(脈拍)またはPercutaneous(経皮的な)
O2:Oxygen(酸素)

酸素の飽和度と言われても何のことかよく分からないかも知れません。血液中の酸素の大半(健康なら99%近く)は赤血球の中にあるヘモグロビンによって運ばれます。飽和とは最大限の状態を指しますので、酸素飽和度とはヘモグロビンが運べる最高の状況に対し、実際にどの程度まで酸素を運べているかを意味していることになります。
具体的には、血液中のヘモグロビンのうち、実際に酸素を運んでいるヘモグロビン(酸化ヘモグロビン:HbO2)の比率のことを酸素飽和度(SpO2)と言い、単位は%(パーセント)になります。

コニカミノルタHP パルスオキシメーター知恵袋 基礎編より引用

SpO2 の基準値

健常な人の基準値は概ね96〜99%です。
ただ、高齢者はやや低めにでることもあります。また、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器の疾患がある場合や発熱したときも低めになる傾向があります。

一般的に、90%を下回ると低酸素状態(体内に十分な酸素を取り込めていない)だと考えられます。低酸素状態になると、脈拍を速くしてできるだけ多くの血液を体内の組織に送ろうとするため脈が速く(頻脈)なります。低酸素状態が続くと体に負担がかかるので、何らかの処置が必要になります。

パルスオキシメータとは

皮膚を通して動脈血中酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定できる医療用計測機器です。プローブという装置を指に挟んで測定します。
内側に赤色のLEDがあり、その光を指に当てて、皮膚を通して光の吸収度により、動脈(心臓から全身に運ばれる血液)に含まれる酸素(O2)の飽和度を測定します(酸化ヘモグロビンを多く含む血液は、赤い光を多く透過するという性質を利用)。
採血することなく、リアルタイムで測定できます。皮膚を通して計測するので「経皮的」という名称が付いているのです。
ちなみに、動脈血を採血して測定したものはSaO2といいます(a=arterial:動脈の)。

うちで使っているパルスオキシメータ オキシマンS-114

ショートステイでは随時バイタルチェックをしてくれるので安心です。母は喘息の持病があるので、家でもSpO2の値はしっかり把握しておきたいです。
そこで自宅でもパルスオキシメータを使っています。

パルスオキシメータの値段は割とピンキリで、数千円から高価なものだと3万円を超えるものまであります。
高価なものほど精度が高いとも聞きましたが、さすがに3万円超えはちょっと・・・と思い、Amazonでも人気のあるこちらを買いました。

オキシマンS-114

パルスオキシメータ

オキシマンS-114の特長

  • 小型で軽量(電池込みで60g)
  • 電力消費量が低く、単4電池2本で連続20時間稼働
  • 5秒以上シグナルが検知されなければ、自動的に電源オフ
  • 装着方向によって、画面表示が見やすいように自動で切り替わる

測定精度は、
SpO2 70〜100%:+-2%
脈拍 30〜90bpm:+-2bpm 100〜250bpm:+-2%

このように指に挟んで計測します。

パルスオキシメータ オキシマン

このときの母のSpO2は96%、脈拍は97でした。

SpO2が89%になった母のその後の様子

ショートステイ先から連絡があり、急いで母のもとへ向かいました。
7時半頃到着すると、母はベッドに横になっていましたが、見た感じでは息苦しさはあまりないようでした。

スタッフの方によると、私に電話をくれた後、SpO2の値は徐々に回復し、95〜96%で落ち着いてきたとのことでした。
その後1時間ほど母に付き添って様子を見ましたが、SpO2は下がることなく安定してきたので、ほっとして仕事に行きました。

その後も風邪や肺炎を起こしてはいません。なぜ一時的にSpO2が下がったのかはよくわかりません。ただ、母は値が下がって少し時間が経つと回復することがときどきあるので、判断が難しいです。

SpO2は何%になったら診察を受けるべき?明確な基準はあるの?

かかりつけ医にはときどき「SpO2が多少下がったとき、どれくらい様子を見るべきか、あるいはすぐに診察してもらうべきか」聞いています。

一般的には「90%を下回ったら要診察」とよく聞きますが、少なくとも私が聞いた複数の医師の答えは、「ケースバイケースというか、患者さんの基礎疾患や年齢などにより異なるので、一概に何%になったら、などという基準は明示しづらい」とのことでした。

大切なのは、SpO2は普段から計測しておき、普段の値から3~4%低下した場合や本人の状態を見ること。それによって、かかりつけ医を受診するかどうか判断すべきなのかなと思います(単純に数値だけで判断するのではなくて)。

ななのひとこと・ふたこと

「パルスオキシメータ、家では必要ないかな」なんて買うまでは躊躇していたのですが、実際に使ってみて、喘息患者には必須アイテムかも、と思ってます。
何より安心感が得られます。体温はそれほど高くなくてもSpO2が低いこともあるので、はたから見てわかりづらい不調を早めに発見するきっかけにもなります。

*「パルスオキシメータ」とも「パルスオキシメーター」とも言うようなので、本文中でも併用しています。

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