通話が終わったら、受話器をきちんと戻しましょう

母の介護

母は昨年9月に腰椎骨折し、緊急入院のあと、約3カ月間リハビリ入院していました。
入院前は週5日デイサービスに通っていましたが、いろいろと思うところがあったので、退院したタイミングで、デイサービスから小規模多機能型居宅介護サービスへ切り替えました。
デイサービスと同じく、週5日通っています。「週に5日なんてサラリーマン並みね。」と母はよく笑って言っています。

デイ(通所介護)に行ってくれると、安心できます

デイサービス(通所介護)に行くメリットは大きくふたつあります。
ひとつは、人と交流することで認知症の進行を遅らせることができるということ、もうひとつは、日中、母が家でひとりで留守番しなくていいということです。

デイに行かない日は、ひとりで大丈夫かどうか心配です

私は日中は仕事に行っていて家にいないので、デイに行かない日は、母がどうしているかは電話をかけて確認するしかありません。
お昼ごはんとおやつを用意して、目のつくところに置いておきますが、食べたり食べなかったり日によってまちまちです。

電話をして、お昼を食べたかどうか聞くと「食べたよ。」というので安心して、夜、家に帰ると食べずにそのまま残っていたりすることもしばしばです。お腹が空かないのか不思議です。

また、特に心配なのは、夏の時期です。家の中でも熱中症になることはあります。
特に高齢者は、クーラーをつけるのを嫌がったり、トイレに行くのが億劫なので水分をあまり摂らなかったりして、熱中症にかかることが多い、と去年の夏も連日のニュースで報道されていました。
母は、クーラーをつけないのはもちろんのこと、暑いのに窓を閉め切っていることがよくあります。

通話が終わったのに、電話を切るのを忘れる

電話が、唯一の安否確認手段なのですが、この電話もまた悩みの種だったりします。
ワンタッチダイヤル登録をして、私の携帯にはボタンひとつ押せば電話がかかるようになっていますが、母からかかってくることはあまりありません。

何か問題や困ったことが起きていないか心配なので、ちょくちょく私から家に電話をかけるのですが、大きな問題がひとつあります。
通話が終わった後に、受話器をきちんと戻す(コードレス子機で受けた場合は「切」ボタンを押す)ことを忘れてしまうのです。

受話器が上がったままで、電話がつながらない

受話器が外れたままの状態になってしまうので、次にかけると話し中になっていて、連絡を取ることができなくなってしまいます。
なので、話の最後に「電話の切ボタンを押してね。」と言い、母が電話が切るのを確認してから私のほうも電話を切るようになりました。
それでもたまに切ボタンを押さずにテーブルの上などに置いてしまうことがあります。テレビの音がかすかに聞こえたりします。
ここで私が電話を切ってしまうと、私が家に帰るまで母と連絡を取れなくなってしまいます。

大抵、会社の廊下から電話をかけるのですが、こうなったときは外に出て「電話を切ってー!!」と大声で叫びます。(端から見るとかなり怪しい人です。。。)
すると、かすかに聞こえる私の声に気がついて受話器を手にしてくれるので、そこで再度切ボタンを切るように言います。

こうして気づいてくれればいいのですが、私の叫びもむなしく気づいてもらえないことももちろんあります。
その場合、家に帰るまで電話がつながらない状態で諦めるしかありません。

状況を確認するだけなら監視カメラ(という言い方もなんですが)でもいいのですが、通話をしたいので、ビデオ電話を買うことも考えました。でも、自動応答と自動で切れる(こちらが切ったら自動で切れる)機能のある機種を見つけられず、まだ購入に至っていません。
 →その後、いいのが見つかり、購入しました!

ななのひとこと・ふたこと

会社と家がすぐ近くにあれば、昼休みにちょっと家に帰ったりできるのにな、などと思ったりします。
うちの会社は割と介護制度が充実している部類のようですが、在宅勤務は認められていないし、時短勤務も制度としてはありますが実用的ではないと感じます。
会社員として働きながら在宅介護をしていると、「自分が家にいれば(または、もう少し時間の融通がきけば)解決するのに。」と思う課題がすごく多いです。介護や育児って、いかにして時間を捻出するかが悩みの種だと思います。