腰椎を守るためのコルセット
化膿性脊椎炎で入院中の母は、体幹を保つためにコルセットを付けています。
正面から見たところ
裏から見たところ
装着方法
このコルセット(補装具)は病院で支給されるものではなく、購入する必要があります。なんと65,500円もかかりました。
補装具は、母の体型に合わせて義肢装具士さんが調整・製作するためとても高価なのです。
胸腰椎装具明細書(C-3)
「基本価格 C-3採型 22,600円」+「製作価格 胸椎支持部フレーム 39,900円」× 104.8% = 65,500円
コルセット代金は払い戻しを受けられます
医師の指示によりコルセットなどの補装具を作って費用の全額を支払ったときは、健康保険の申請手続きをすれば、支払った費用の一部が戻ってきます。
療養費の支給申請の流れ
- 病院で保険診療を受ける
- 医師が装具の処方を出す
- 義肢装具製作所が装具を製作・適合(患者の体に合わせる)
- 義肢装具製作所に、代金全額を支払う
- 健康保険組合に還付申請する
- 自己負担額を除いた金額の払い戻しを受ける
治療用装具の費用は一旦全額を支払いますが、健康保険の申請手続きをすれば、自己負担分を除いた金額について還付を受けられます。
還付される額は、加入している健康保険の負担割合に応じて決まります (例:医療費1割負担なら9割還付、3割負担なら7割還付)。
申請書を提出すると審査が行われ、2〜3ヶ月程度でお金が戻ってきます。
還付(払い戻し)を受ける条件
病院で保険診療を受け、治療上必要と医師が認めた補装具(コルセット、ギプスなど)を購入したとき(注:製作されたものに限る)
申請に必要なもの
- 健康保険証
- 医師の意見書(証明書・診断書・指示書)原本
- 内訳のついた領収書原本(銀行等の払い込み証は不可)
- 療養費支給申請書(役所の担当窓口で入手する)
- 患者本人名義の銀行口座、印鑑
注:補装具は医師の診断により製作されるものなので、医師の意見書の日付よりも領収書の日付が早いと無効になってしまいます。領収書を受け取ったら、念のためすぐに日付を確認しましょう。
申請期限
医師の意見書の日付の翌日から2年以内
ななのひとこと・ふたこと
以前、圧迫骨折で入院した際もコルセットを作りました。そのときは3万円弱だったと思うのですが、今回はその2倍以上の金額!
あとでお金が戻ってくるとはいえ、とても高価で驚きました。