高齢者の爪を切るときは、こんなことに気をつけましょう

爪切り 母の介護

今日は、入院中の母の手の爪を切ってきました。(足の爪はこないだ切ったので今回は手だけ。)
普段はデイサービスで切ってもらうことが多いのですが、病院では当然のことながら誰も切ってくれないので私が切ります。

母の爪を切るのは、何回やってもすごく緊張します。他人の爪を切るのって難しいです。

自分の爪を切るときは全然気にしないようなことにも、最新の注意をはらって慎重にやらなくてはいけません。

高齢者の爪は、厚く硬くなっていることが多いそうで、母も例外ではありません。

高齢者の爪を切るときの注意点

「これから爪を切るよ」ときちんと伝えてから切る

手や脚をいきなり掴むと、何をされるかわからなくて怖がらせてしまいます。だからまず始めに、これから爪を切ることをきちんと伝えます。

少しずつ切る

爪を切るときは、爪の中心→爪の左右→爪の角の順に、少しずつ切ります。

自分の爪なら、爪の端から切り始めて、だいたい3〜4回くらい爪切りを入れて1枚の爪を切り終わる感じです。
でも母の爪を切る時はそれではダメです。爪が硬いので、端から切ろうとすると爪切りがうまくあたりません。だからまず爪の真ん中から切ります。

爪切りで肉を挟んでいないか確認しながら、少しずつ切ります。目視と、爪切りがあたる感触を確かめながら切ります。爪切りをあててちょっとでも怪しいかなと思ったら「これ、大丈夫?痛くない?」と母に聞きます。

爪の両角はまっすぐに切る

高齢者に限ったことではないですが、爪の両端は爪の形に沿って切らず、まっすぐに切りましょう。
巻き爪予防と、爪に肉が食い込むのを防ぐためです。

深爪にしないように気をつける

なるべく短く切ろうとしてしまいがちですが、肉まで切ってしまい出血する恐れがあるので無理は禁物です。

爪切りで切るのが難しいときは、爪ヤスリで削るのでもいいそうです。

自分はネイルサロンに行ったことがないのですが、ネイルをしている友達によると、爪切りで切ると爪が傷むのでヤスリで整えるだけらしいです。ヤスリで削るだけってすごく時間がかかりそう。女子力高めるのって大変だな。。。

爪ヤスリで爪全体を整える

爪が尖っていたりすると、衣類や靴下にひっかかったり、触わった時に痛かったりします。
爪切りで切り終わったら、尖っていたり引っ掛かる部分がないか、触ってきちんと確認します。
ただし、ヤスリで削り過ぎないように気をつけましょう。

どんな爪切りがいいのか

ニッパー型は爪の端など細かい箇所も切りやすいので、巻爪や分厚い爪、割れやすい爪にも適しているそうです。

ニッパー型の爪切り

爪切り(ニッパー型)

うちにもニッパー型の爪切りがあって、母はずっとこれを使っていました。でも私は使ったことがありません。一度、母の爪を切るのに試してみましたが、やっぱり使い慣れた形の方が私には切りやすかったです。慣れの問題だとは思うのですが、慣れない爪切りで他人の爪を切るのは怖いです。

私が愛用している年季の入った爪切り

爪切り

とりあえず自分の爪を切る時にニッパー型を使って練習してみようかと思いつつも、結局いつもの爪切りを使ってしまいます。。。

ななのひとこと・ふたこと

爪を切る前に、手浴・足浴をしたり、蒸しタオルで温めると、爪がやわらかくなって切りやすくなるそうです。

そういえば子供の頃、「お風呂上がりに爪を切ると深爪しやすいから、夜に爪を切っちゃダメ」と言われました。高齢で爪が硬くなっている場合は、むしろお風呂に入った後のほうが爪は切りやすいってことですね。