SpO2ってなに?SpO2が低下するとどうなるの?

ななどうする(レスポンシブ)

先週金曜日の朝8時過ぎ、ショートステイ先から電話がかかってきました。(私の仕事が忙しいときはショートステイを利用していて、最近はその頻度が多くなっています)

その日はもともと化膿性脊椎炎の診察で病院に行く予定だったので、私は有休を取っていました。そろそろ母をショートに迎えに行こうと支度をしていた最中の電話です。

「お母様の様子が今朝からおかしいです。起き上がれないし、SpO2の値が90を下回ってます。何度も測っていますが、86のときもあります」

えっ、SpO2が86!?まさか、また肺炎!?

誤嚥性肺炎

SpO2(エスピーオーツー)とは

SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)とは、動脈血中のヘモグロビンが酸素とどのくらい結合しているかをパーセントで表したもの。
ざっくり言うと「血液中(動脈)にどの程度の酸素が含まれているか(血中酸素濃度)を示す値」です。

SpO2 はSaturation (飽和)とPulse (脈)、O2(酸素)を略したものです。
パルスオキシメータという簡易装置を用いて測定します。

正常な「血中酸素濃度」のめやす

SpO2 の正常値は96~99%です。ただし呼吸器などに疾患があると、平常時でもこれよりも低いことがあるので、普段の数値を知っておくようにしましょう。

SpO2 が90%を下回ると、(急性)呼吸不全と判断されます。ただし、90%を切っていなくも、平常時と比べて3%〜5%程度低くなった場合は、体に行き渡る酸素の量が減っているということなので、すぐにお医者さんにかかった方ががいいです。

SpO2が低くなったときは、肺炎を起こしている可能性があります。

呼吸と循環のしくみ

呼吸とは、酸素を体内に取り込んで、二酸化炭素を排出すること。それでは呼吸をすると、私たちの体内ではどのようなことが起こっているのでしょうか。

  1. 息を吸うことで、大気中から体内に酸素を取り込む
  2. 肺で血液中(動脈血)に酸素を取り込む
  3. 心臓はポンプの役割をして、酸素を含んだ血液を身体中に循環させる
  4. 骨格筋で酸素を消費してエネルギーを産生する
  5. エネルギーを作り出した副産物として、二酸化炭素が産生される
  6. 二酸化炭素を血液に乗せ、心臓の循環によって肺まで運ぶ
  7. 息を吐くことで、不要な二酸化炭素を体外に排出する

このサイクルを繰り返しています。ちなみに、人間が1日に呼吸する回数は約2万回だそうです。

こんな症状が出たら肺炎を疑う

肺炎の典型的な初期症状は、発熱、悪寒、咳、痰などです。でも高齢者の場合、こうした症状が出にくいので注意が必要です。

こんな症状が出たら肺炎を疑いましょう。

  • なんとなく元気がない
  • 話しかけてもぼーっとしている
  • 痰が絡んでいる、黄色い痰が出る
  • いつもより食事に時間がかかる、食欲がない
  • 鼻水がたくさん出る

母は何度か肺炎にかかっていますが、いずれもこれらの症状が出ていました。一見気づきにくいですが、認知症の人は、症状を自分でうまく表現できないことも多いので、周囲が気をつけないといけません。

また、パルスオキシメーターで普段からSpO2を測定しておくと、いつもと状態が違うときのSpO2と比較することができます。

買ってよかった!パルスオキシメーター。あれ?と思ったらすぐに測れるので安心です。

ななのひとこと・ふたこと

母は喘息持ちで、肺炎を起こすと急激にSpO2 が下がります。検査の結果、誤嚥性肺炎急性肺炎(2017/8/5修正)を起こしていることがわかり、その日のうちに入院しました。

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