高齢者向けの食べものは、食べやすさ・飲み込みやすさだけじゃなく、美味しさや見た目も大切

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自分の興味があることだからなのかもしれませんが、「高齢者向け」を謳った食べものが最近やたらと目につきます。

「高齢者の嚥下機能の衰えを考慮しつつ、美味しさはそのまま」ってすごく重要です。食べる楽しみを持ち続けられるような商品が増えるのは、ありがたいことです。
高齢化が進んでいくなか、これからますますいろんな企業が参入してくる市場なんだろうな、と期待しています。

「とらや」のやわらか羊羹 ゆるるか

「食べものを噛む力、飲み込む力が弱くなっても、羊羹の味わいをいつまでも楽しんでほしい」というコンセプトのもと、高齢者専門の療養病院(青梅慶友病院)と協力して誕生した羊羹だそうです。
原材料は通常の羊羹と同じく小豆、砂糖、寒天のみ。でも、寒天の配合を工夫して、とらやの代表商品「夜の梅」の約27分の1のやわらかさに仕上がっているとのこと。

虎屋HPに、食べた方の感想が載っています。
「水羊羹みたいなものかなって思ったら、ちがいますね。羊羹の味わいとコクがあって。餡の香りもして。なめらかで、とろけるようね。」

「やわらか羊羹 ゆるるか」はとらやのオンラインショップと一部の直営店で購入できます。

吉野家のやさしいごはん 牛丼の具(ケア牛)

高齢者向け牛丼の具「吉野家のやさしいごはん 牛丼の具」は弱い力でも噛める「やわらかタイプ」と、舌でつぶせる「きざみタイプ」の2種類。

通常の牛丼より具材が小さいため食べやすいけれど、それは牛丼の要であるお肉と玉ねぎの形状を変更するということ。そうした制約のなか、「吉野家らしさ」を表現するには、たれの味を死守するしかない。とろみづけや塩分量も考慮しなければいけません。

「高齢者は病気ではないのに、病院食のような味気ない食事をすることになり、食べる量も必然的に落ちてしまう。そこで、インパクトのある牛丼が出ることで、食への意欲が取り戻せるのではと思いました」
「ご高齢者の楽しみのひとつになり、食欲増進の一助になれば」との思いから、何度も試作を重ね、開発された製品だそうです。
吉野家のHP(ケア牛開発エピソード)から一部引用

注:「吉野家のやさしいごはん 牛丼の具」はいまのところ、介護施設でのみ提供されていて市販はされていません。

シニア向けおせち

おせち料理といえば、昔は各家庭で作られていて、保存がきくようにと砂糖や食塩が多用されていたけど、最近は自宅で作らず市販のものを買うほうが主流ですよね。健康志向を受けて、塩分量や糖質、カロリーを抑えたおせちも数多く出ているようです。

やわらかさ・食べやすさにこだわった高齢者向けのおせちも、デパートや通販各社から販売されています。

例えば高島屋オンラインストアでは、食塩不使用のおせちが売られています。

どれも美味しさを追求しているところがポイントだな、と感じました。食べものって、安全性はもちろんだけど、見た目や味もすごく大切ですよね。

ななのひとこと・ふたこと

クリコさんの「希望のごはん 夫の闘病を支えたおいしい介護食ストーリー」を読みました。

口腔底ガンを患って噛む力を失っただんなさんのための介護食レシピが33種類載っています。料理が好きでない私には、これらを作るのはちょっと(かなり?)ハードルが高くて、「なるほど、すごいな」という感想しか持てなかったのですが・・・。

クリコさんとだんなさんのバカップル(とご自身でおっしゃってます)でラブラブっぷりがとても素敵で、一気に読んでしまいました。
レシピ集としてではなくノンフィクションの読み物としてもオススメできる本だと思いました。

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