老老詐欺の怖さって? | 似たような悩みを抱えているから騙されやすい

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高齢者を標的にした詐欺で代表的なのはオレオレ詐欺ですよね。最近では、老老詐欺押し買い詐欺といったものも流行っているそうです。

老老詐欺って何でしょう?テレビで見かけた老老詐欺の一例を紹介します。

老老詐欺とは

「老人が老人を騙す」、つまり、騙す立場である加害者も、騙されてしまう立場の被害者も高齢者という詐欺です。

老老詐欺の例

ひとり暮らしの70歳くらいの男性の家に、布団の訪問販売業者がやってきました。業者は20代の若者です。庭掃除をしていた庭先での出来事です。

業者:この布団、ふかふかで品質がいいんですよ。買いませんか?
男性:いらないよ、そんなもの。

そんなこんなで何度か押し問答が続き、業を煮やした男性がちょっと手を払うと、業者は男性が布団を落としたと主張します。

業者:あぁっ、あんたが落としたんだ。土で汚れたから、これ買ってもらうしかないですよ。
男性:そんなわけないだろう。そっちがわざと落としたんだ。
業者:とにかく上司に報告しないと。今から上司を呼びます。

と言って電話をかけ、しばらくすると上司と名乗る男性が現れました。

上司は、威圧的な若者販売員とは対照的に、穏やかで優しそうな60代の男性です。

上司:うちの社員がご無礼をしたようで申し訳ありません。
ほら、お前も謝れ。
業者:・・・すいませんでした。
上司:お前はもういいから帰れ。

と若い販売員を帰らせた後、上司は話を続けました。

上司:いまどきの若者は、「ゆとり世代だから」というわけでもないんでしょうが、礼儀がなっていなくてすみません。
男性:いやー、うちの孫もそんな感じですよ。

「布団を汚した」と責めるどころか、自分の気持ちを代弁してくれるような同世代に気を良くした70代の男性はこう続けます。

男性:うちに入って、お茶でも飲んで行きませんか。

家に入ってふたりで高齢者ならではの悩みや不安を語り合って、盛り上がること数十分。

上司:この布団、ちょっと汚れてしまいましたが、お詫びと言ってはなんですが半額でいかがでしょう?
男性:え、半額で?
(こんなかさばるものを持ち帰るのも大変だろうし、この人からなら買ってもいいかな。半額にしてくれると言うし)

こうして、上司だという男性にすっかり共感を覚えてしまった男性は、もともとは全く買うつもりのなかった布団を買ってしまいました。

お金騙し取る

布団は半額になったとはいえ、その半額の価値すらない安物でした。先ほどの若者販売員とこの上司はグルになって、男性を騙したのです。

老老詐欺の怖さ

老老詐欺は「騙す加害者も騙されてしまう被害者も高齢者」です。ポイントはふたつ。

  1. 詐欺をしそうにないというイメージの高齢者が加害者である
  2. 同世代なので、悩みや不安を共有しやすい・詐欺相手に共感してしまいやすい

若者相手だと警戒してしまうけれど、同じ悩みや不安を共有できる同世代にはつい安心してしまうという心理をうまく突いているんですね。

高齢者の一般的な悩みは、「健康」「お金」「孤独感」だと言われます。
騙す方も同じ悩みを抱えているので、相手の気持ちがよくわかるわけです。だから騙しやすい。

怖いですね。お年寄りを騙すには話を聞いてあげるのが一番だ、なんてよく聞きますよね。

ちなみに、「押し買い詐欺」とは、押し売りの反対で、本人が売るつもりがないのに強引に(安値で)ものを買い取ってしまうことです。

ななのひとこと・ふたこと

不安を煽って人を騙すとか、弱者からお金を巻き上げるとか、人間として最低です。いつか必ず自分にしっぺ返しが来るんだからね、と思います。

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