同じ情報でも、好みや価値観、状況などによって捉え方は変化する

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介護で精神的につらいことの第1位は?

「在宅介護を行っている男女300名を対象に「介護と年齢」に関する調査をインターネットで行った」というネットニュース記事を見かけました。

その調査によると、精神的につらいことの第1位は「排せつ介助」。

肉体的につらいことというならまだしも、精神的につらいことの1位が排せつ介助だというのはちょっと意外だな、と思いました。

たしかに排せつ介助は大変といえば大変です。でも精神的にもっとつらいことって他にあるんじゃないかな、と思ったんです。

意外だと思った結果に納得した理由

はじめにその記事を読んだときは見落としていたのですが、記事を読み直してみると、その調査は大人用紙おむつを販売している大王製紙が行ったものだとわかりました。

「なるほど。紙おむつを売っている会社の調査結果なら、そういうこともあるよね」と納得しました。

別に、この結果(排せつ介助が1位)が恣意的に調整されているのではないか、と言いたいわけではありません。

質問のしかた(回答の選択肢)によっては、排せつ介助が1位になることもありえます。それはそれでいいと思います。

排せつ介助が第1位

画像引用元:「介護と年齢」に関する調査

情報を見極めるための10か条

この一件で面白いな、と思ったことがひとつ。
それは、同じ内容にもかかわらず、情報の出どころによって、私自身の受け止め方が変化したことです。

はじめは調査結果に違和感を感じたのに、情報の発信者(出どころ)がわかったら、その調査結果に納得したわけです。

「情報の出どころ」というキーワードでインターネット検索してみたら、興味深いページを見つけました。

情報を見極めるための10か条

厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトです。

「私たちは普段、イメージでものごとを判断しがちで、精神的に不安定なときは、自分の信じたいことを信じたくなります。情報に接するときは、本当かな?と立ち止まって問いかける、そんな習慣を身につけるためのヒント」が紹介されています。

  1. 「その根拠は?」とたずねよう(情報の根拠を確認する・根拠に基づいて考える)
  2. 情報のかたよりをチェックしよう(情報がかたよっていないか、を常に意識する)
  3. 数字のトリックに注意しよう(数字は使い方によって、受け取るイメージや解釈を変えることができる)
  4. 出来事の「分母」を意識しよう(おいしい話、成功談の影にはどれくらいの失敗談があるのかを考える)
  5. いくつかの原因を考えよう(原因はひとつではないかもしれない)
  6. 因果関係を見定めよう
  7. 比較されていることを確かめよう(比較のない状態で言われていることは、ただの思いこみかもしれない)
  8. ネット情報の「うのみ」はやめよう(信頼できるものから怪しいものまで、さまざまな情報が混在している)
  9. 情報の出どころを確認しよう(情報には、背後に利害関係があることがある)
  10. 物事の両面を見比べよう(ベネフィット(利益)とリスク(危険)を比較する)

灰色から白黒へジャンプする

10か条のあとに書かれているまとめの例えが面白かったので、ちょっと長いですが引用します。

世の中にはさまざまな情報があふれています。わからないことは次から次へと出てきますし、完ぺきな情報というのはほとんどありません。

(中略)

情報というのは、なかなか白黒がつけられるものではなく、ほとんどは灰色なのが現実です。せめて、白に近い灰色なのか、黒に近い灰色なのかを注意して見極めていきましょう。

そんななか、私たちは情報をもとに、決断して行動することになります。決断は、「するか、しないか」ですから、私たちは白黒をつけなければなりません。ここで「灰色(の情報)から白黒(の決断)へとジャンプする」ということを知っておきましょう。

医療では、すべての患者さんが同じ情報をもっていても、好みや価値観によって選び方は異なるでしょう。また、病院で受けられる方法の種類や、それぞれの方法にかかる料金や時間によっても、選び方はかわってくるでしょう。

情報を見極めた上で、多くの事柄が決断には影響します。大切なのは、そのようにして自分でくだした決断に責任をもつことでしょう。

「統合医療」情報発信サイトより抜粋

ななのひとこと・ふたこと

捉え方は人それぞれだから、誤解されないように自分の考えや情報を発信するのって難しいな、と最近つくづく思います。

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