年に一度の介護認定の更新の結果、要介護3から要介護1になりました。
要介護1だと介護ベッドを(介護保険では)レンタルできなくなり困るので、認定結果について区役所の介護保険課に照会してみることにしました。(前回記事参照)
介護保健課に電話で問い合わせてみた
「どのような判断で要介護1になったのか」を、区役所の介護保健課に電話で問い合わせてみました。
すると、「電話での回答はできないけれど、区役所に来所または自宅へ訪問して説明することは可能」とのことでした。本人の立ち合いが必須だそうで、母が区役所まで行くのは大変なので、後日自宅まで来てもらうことにしました。
当然ですが平日なので、母の通院日に合わせて来てもらうことにし、その日は会社を休むことにしました。
「当日は介護保険担当の女性2名で伺います。介護保険証と印鑑を用意しておいてください。」と言われました。
認定結果説明ではどんなことを聞けるのか?
まず始めに、調査票(認定面談で受け答えした際に調査員が記入した内容)のコピーをくれました。その際に、母の自筆のサインと印鑑の押印を求められました。このコピーを渡すのにサインと印鑑が必要とのことでした。介護保険証は特に提示を求められませんでした。
説明は、この調査票のコピーの読み合わせが主なもので、その内容について疑問や意見があればこちらから適宜質問する、という形でした。
時間としては、調査票の読み合わせと区独自の介護サービスの紹介で約1時間ほどでした。
疑問点を質問してみた
前回(1年前)、要介護1から要介護3になり、今回はまた要介護1に戻ったわけですが、私としてはそう大きく母の状態が変化したとは思えません。介護度区分の基準について質問しましたが、「様々な観点から判断するので一概には言えない。」とのことで明確な答えは得られませんでした。
要介護1でも介護ベッドがレンタルできる制度についても質問したところ、「福祉用具貸与申請は(うちの住んでいる区では)大抵の場合、承認されます。ケアマネを通じて申請書類を提出してください。」と言われました。
介護認定に不服や疑問があるときは、介護保健課に問い合わせてみよう
今回、介護認定結果に疑問があり、区役所の担当者に訪問してもらって説明を受けました。
担当者もこう言っていました。
「面談のときに普段の状態がうまく説明できなかったり、面談の後に状態が変化したりということもありますから、結果に不服であれば、いつでも認定見直しの申請をしてください。」
やはり「不服の申し立て」ではなく「認定見直し申請」が良いようです。
介護認定に不服や疑問があるときは、ケアマネに相談した上で、介護保健課に問い合わせてみるのがいいと思います。
ななのひとこと・ふたこと
高齢者が増え続けるなか、介護保険利用者も増え続けています。財政が逼迫しているからという理由だけではないかもしれませんが、以前よりも介護認定の基準は厳しくなっているようです。