介護保険の認定結果に不服がある場合はどうしたらいいの?

制度・法律

介護保険認定を受けると、通常は一年に一度更新手続きが必要です。
調査員による1時間程度の面談と主治医の意見書をもとに審査が行われ、翌1年間の介護度が決まります。

要介護度が下がった

今回、認定更新調査を受けたら、「要介護3」から「要介護1」になりました。
前回(1年前)は、主治医に「現状からすると要介護1ではないのでは?介護度が上がれば使えるサービスも増えて、娘さんも少しは楽になるから。」と見直し申請を勧められ、見直しの結果「要介護1」から「要介護3」になりました。
ただ、「要介護2」になるのかと思っていたのに、いきなり「要介護3」になったのは意外でした。肺炎で入院した時に面談したので、介護度が重く出たのかもしれません。

今回こそは「要介護2」になるではないかと思っていましたが、「要介護1」に戻ったことになります。

要介護度が下がると困る!?

介護度が低くなることは本来喜ばしいことですが、限度額が減るため使えるサービスも減ることにもなります。

うちの場合、「要介護1」になって困ることはふたつあります。
ひとつは「通いの回数を減らすように言われるかもしれない」こと、もうひとつは「介護ベッドをレンタルできない」ことです。

うちが利用しているのは小規模多機能と福祉用具(介護ベッドとトイレの簡易手すり)レンタルです。

小規模多機能利用料は月額固定

小規模多機能は通い(デイサービス)と泊まりと訪問が利用でき、月額で金額が決まっているので、基本的には通いを何回利用しても金額は変わりません。(食事代と泊まり代金は別途支払います)
ただ、「定員がいっぱいになっているので通いの回数を減らしてほしい」という要望が先月きていたので、介護度が下がることによって回数を減らすようにまた言われたら困るな、とは思っていました。

介護ベッドの貸しはがし?

介護ベッドは去年、骨折したのをきっかけに利用し始めました。
昨年、腰椎骨折で入院し、リハビリ病院のケアワーカーの勧めもあり、退院後、介護ベッドのレンタルを開始しました。
母はそれまでずっと布団がいいと言っていましたが、すぐに慣れました。今ではむしろ、ベッドのほうがいいと言っています。
起き上がりやすいし、手すりがついているので、安心です。すっかりベッドに慣れたのに、使えなくなるのは困ります。

介護保険の認定結果に不服がある場合は何をすべき?

判定結果に不服がある場合は不服申し立てができる、と、結果通知書に記載がありました。
また、インターネットで調べると、介護度が低くても申請すれば介護ベッドを利用できる場合があることもわかりました。

ケアマネに結果を知らせるとともに、どうしたらよいか相談しました。
ケアマネからのアドバイスは次のようなものでした。

①不服申し立ては、結果が出るまでに数か月かかります。しかも、介護度が変わることはほぼありません。不服申し立てはメリットがないので、数ヶ月してから、認定見直しの申請をしたほうがいいです。
②ベッドは、リクライニング機能がついてない簡易的介護ベッドなら、介護保険を使わずに格安でレンタルすることができます。(うちが利用している業者さんの場合)
③認定結果の詳細について区役所の介護保険課に照会してみてください。

とりあえず、介護保険課に電話してみることにしました。(次回に続く)

ななのひとこと・ふたこと

要介護1でも他の福祉用具は借りられるのに、なぜ介護ベッドだけは利用できなくなるのか不思議です。単価が高いからなのでしょうか?