朝、ケータイに着信
今朝、会社に着いて仕事に取り掛かり始めてほどなくして、ケータイに電話がかかってきました。
母が通っているデイサービスの職員さんからでした。
「お迎えに来たのですが、お母さんが今日はデイサービスに行きたくないと言っています。」
デイサービスに行きたくない
母は週に5日デイサービスに通っています。
たまにこうして「デイに行きたくない」と言うことがあります。
朝のお迎えはだいたい9時から9時半の間なので、当然のことながら私は会社に行っています。
「デイに行ってきてね」と電話で母と話しをすると素直に行ってくれる日もあれば、頑として行かない日もあります。
今日は結局休むことになりました。
なんでデイサービスに行かないの?
朝、機嫌は悪くなかったし具合が悪そうでもなかったのに…。
お昼ごはんの用意していないし…。
母がひとりで家にいるのは心配だし…。
なんでデイに行ってくれないんだろう?
いつもそう思ってました。デイに行かないと、毎回ヤキモキしてイライラしていました。
「母の気持ち」じゃなくて「私の都合」
でも今日、ふと思ったんです。
それって全部、私の都合でしかないよね、って。
デイサービスに行きたく理由は、何かしらあるはずだ、と。
- もしかしたらデイで何か嫌なことがあるのかもしれない
- 別に嫌なことはないけど、疲れてるから家でのんびり過ごしたいのかもしれない
- なんとなく出かける気分じゃないのかもしれない
行動には必ず何か目的や理由がある
認知症の人もそうでない人も、人間の行動には必ず何か目的や理由があります。
例えば、認知症の話題で必ずといっていいほど話題になる「徘徊」。
徘徊(嫌だけど、この言葉)する理由は必ずある。
- 若い頃勤めていた職場に行こうとしているのかもしれない
- 昔住んでいた家に帰ろうとしているのかもしれない
ただやみくもにひとりで外に出かけるわけではありません。
介護にだいぶ慣れたかな、なんて思ってたけど、私は 「自分の都合」ばっかり考えて、「母の気持ち」を考えてないことに改めて気づいて、なんだかショックでした。6年以上、介護してるのに。
なぜだか今日、ふと気付きました。今さらながら。
なんでだろう?
ななのひとこと・ふたこと
スマカメで家にいる母の様子をちょくちょく見たら、ほとんどずっと寝てました。疲れてるのかな。