高齢者は低栄養にならないように気をつけましょう

母の介護

昨日の朝、「高齢者は低栄養に注意」というニュースを見ました。
それはこんな内容でした。
「65歳以上の高齢者の5人に1人が低栄養傾向にあると言われている。低栄養とはたんぱく質やエネルギー不足のことで、体重が減少していく。放置すれば、筋力や免疫力が低下したり、血管も衰えて脳卒中などにつながるおそれもある。」

低栄養とは

たんぱく質やエネルギーなど体をつくるもととなる栄養が足りなくなる状態です。低栄養になると筋肉や血管が弱って、転倒や骨折をしやすくなったり、免疫力が落ちて肺炎にかかりやすくなったりします。

なぜ低栄養になるの?

飽食の時代といわれる現代において、なぜ低栄養になってしまうのでしょう?

低栄養に陥ってしまうのは、例えばこんな理由

  • 活動量が減るので、そもそもお腹がすかない・食欲がわかない
  • 夫婦どちらかが亡くなって一人暮らしになり、食事に手間をかけなくなった
  • 痩せている方が健康にいいという思い込みから、あまり食べない
  • 脂っこいものは苦手なので食べない
  • 嚥下機能が低下してきて、あまり食べられない

高齢者は積極的にたんぱく質を摂ろう

自分ではちゃんと食べていると思っていても、知らず知らずのうちに低栄養状態になっている高齢者は多いそうです。

高齢者は若い人に比べて、たんぱく質を体内に取り込む機能が弱くなっていて、筋肉や血管をつくる効率が落ちています。だから、若い人より多くのたんぱく質を意識的に摂るようにしなければなりません。

脂質も重要で、揚げ物や炒め物、バターや牛乳などの乳製品も日常的に摂りましょう。

もしかして低栄養状態?栄養が偏っている?

母は食べることが好きな食いしん坊なので、どちらかというとふっくらしています。

年のわりには食欲旺盛です。それはいいことなのですが、高齢になってから意外と好き嫌いが激しくなりました。好きなものしか食べたがらないのです。

デイから帰ってきて私が会社から家に帰るまでの数時間、夕食までのつなぎとして、おやつやパンを置いておきます。それを食べてある程度お腹がいっぱいになってしまうので、食事時におかずをあまり食べません。

カロリーは摂っていますが、栄養は偏っているのが悩みどころです。

栄養補助食品も使ったほうがいい

食事だけで栄養をまかなうのは難しくなったら、栄養補助食品も積極的に利用したほうがいいそうです。

以前、介護イベントで高カロリー栄養飲料のサンプルをもらったことがありました。

少し太り気味な母に高カロリー飲料は必要ないよね?と思って、その時はその飲み物の利用シーンを想像できませんでした。

でも今ならわかります。足りない栄養を補うためにはこういった補助食品(飲料)も使うべきなんですね。

食欲はあるから安心しきってたけど、栄養バランスは偏っていると思うので、今度試しに買ってみよう。たくさんのメーカーが販売しているようなので、いろいろ試してみます。

ななのひとこと・ふたこと

太り過ぎを心配するより、低栄養にならないように気をつけないと、と感じました。

お肉をもっと食べさせたり、良質な油を食事に取り入れるように心がけます。

認知症にいいと聞いて買ったけどあまり活用できてないココナッツオイルとか、体にいいと思って買ったけどほとんど使ってない亜麻仁油とか、なんとかうまく活用しよう。