5年以上放置していたこのブログを再開することにしました。
この5年の間に平成から令和に元号が変わり、コロナがあり、社会はいろいろありましたが、私も何気に激動の歳月でした。2020年11月に母が特養に入所し、2022年1月に母を看取りました。
今回は、なぜこのブログを再開しようと思ったのかについて書こうと思います。この5年間、何を考えてどんな気持ちでいたのかについては追々書いていくつもりです。
ブログを再開する理由
このブログを再開しようと思った理由はいくつかあります。
周囲の友人知人が介護に向き合う年代になった
母の介護が始まった頃、私はまだギリギリ30代で、周囲に介護のことを話せる友人が皆無でした。介護の不安や悩みを、周囲に理解してはもらえないし、分かってもらおうとも思っていませんでした。でも一方で、誰とも気持ちを共有できなくてつらかったのも事実です。
母の介護開始から10年以上が経ちアラフィフともなると、「親の介護について考えるようになった」「介護に関して不安や心配ごとがある」という友人も増えてきました。直接会って話をするのが一番だけど、そんなに頻繁に会えるわけでもないし、同じように悩みを抱えている人もきっとたくさんいるはず。このブログを通じて、自分の経験が多少なりとも誰かの参考になるといいなと思います。
介護が終わっても自分の人生は続く
当然のことながら、親の介護が終わっても自分の人生は続くわけです。
何で読んだのかはっきり覚えていないのですが、「介護は親からの最後のプレゼント」なんていう言葉をどこかで目にした覚えがあります。親の介護を通じて、今後の自分の人生や老後について、否が応でも考えるようになりました。向き合うきっかけを作ってもらった=親からのプレゼント、とも言えるのかもしれません。
数年前までの自分を振り返ると、税金や年金、老後のお金のことなどについて、なんとなくあやふやな知識のまま、ずっと過ごしてきました。会社員だと年末調整で完結するケースが多いので、自分がどれくらい税金を払っているのかあまり気にしていない、所得税や住民税がどんな仕組みでかかるのかよく分からない、という人も多いのではないでしょうか。
生きていくためにお金は必要不可欠です。そのためにはお金にまつわる(例えば、税金や公的制度、保険など)知識を知っておくことも大切だと思います。
コロナ禍で比較的時間が取れるようになったこともあり「お金について幅広い知識を身につけておけば、自分自身のためにも役立つかも」と、ファイナンシャルプランナーの資格を取りました。その知識を交えながら、お金に関する話題なども書いていくつもりです。
あとで自分が読み返したいと思った
過去の投稿を読み返してみて、「当時、こんなことを考えていたんだなぁ」「そういえば、こんなことあったな」などと、感慨深かったんです。母が亡くなって1年4ヶ月ほどが経ち、少しづつ気持ちも落ち着いてきて、介護をしていた頃を振り返られるようにもなってきました。今の気持ちを書き残しておけば、将来自分が読み返すことができる、と思ったのもブログを再開する理由のひとつです。
ななのひとこと・ふたこと
新しく別のブログにすることも考えましたが、思い入れのあるこのブログを再開することにしました。無理のない範囲でゆるゆると続けていけたらいいなと思っています。