インターネットが普及して四半世紀
ウェブブラウザー「Mosaic」が登場して今年(2018年)で25年になるそうです。「Mosaic」以前にもウェブブラウザーはあったけれど、多くの人にとって使いやすいレベルにまでなったのは「Mosaic」が最初だと言われています。つまり、インターネットが一般的に使いやすくなってから四半世紀というわけです。
いまでこそ、IE(Internet Explorer) やGoogle Chrome、Safariなどいろいろなウェブブラウザーがあって、私たちは当たり前のようにネットサーフィンしたりしているけれど、実はその歴史はそんなに古くないんですね。
インターネットが広く普及して、接する情報量は増えたけど、ネットの情報は玉石混交で、さらに情報過多にもなって、自分に必要な情報を取捨選択するのが難しくなったのもまた事実。
とはいえ、介護に関する情報はまだまだ少ないとも感じます。介護者の会に行くとか、誰かに会って話をする、相談する、といったリアルな場は絶対に必要なんだけど、そのリアルな場へ踏み出す勇気だったり後押しをするきっかけだったり、そもそもそのリアルな場所を知るための情報をインターネット上で得られれば、介護者の遠回りが少しでも減らせるんじゃないないかな、と思ってみたり。
で、なんでこんなことをつらつら考えたかというと。
先日の日経に「Mosaicが登場して四半世紀」という記事が載っていたから。
「ネットの次の変化」日経記事
記事を簡単にまとめると、こんなことが書いてありました。
インターネットが普及し始めて(「Mosaic」が登場して)25年。インターネットの次の変化として次のようなビジネストレンドが起き始めている。2018年はこうしたトレンドがますます加速すると予想。
無人化&体験価値
「サービス業における人手不足が深刻な状況下、無人化への投資が加速する。一方で人の手は、より体験価値を提供できるところにシフトしていく」
無人化の最たる象徴はロボットですよね。自動車の自動運転も然り。今後10年でなくなる(機械にとって代わられる)仕事なんていうのもちょっと前に話題になりました。モノにはお金をなかなか使わないけど、コト消費にはお金を惜しまない時代の流れもあります。
介護では、例えば力仕事や体に負荷のかかるような仕事はロボットや機械に任せられることがあったとしても、一番大切な人と人との触れ合いは絶対に欠かせません。
価値交換プラットフォーム
「ビットコインに象徴される仮想通貨が昨年ブレーク。現状は既存通貨に換算した際の値上がり期待による投機的な動きが中心だが、今年は本格的な価値交換としての活用がスタートする。シェアリングエコノミー分野も活用が期待される」
仮想通貨についてはさっぱりわからないのですが、これだけ話題になっているとさすがに今後はウォッチしていかないといけないのかな、という気にはなります。
介護の観点でシェアリングエコノミーについて考えると、一番イメージしやすいのは労働力のシェアなんでしょうかね。あとは、場所のシェアかな。例えば認知症カフェをやりたいとした時にもっともネックになるのは場所をどうするか、ってことだと思うんです。場所を借りるにはお金がかかる。でも、余っていたり空いているスペースとリソースを上手に活用すれば無理なく継続できます。
マルチコミュニティー
「昨年の大きなトレンドであった「働き方改革」の具体的なアクションがどんどん出てくる。中でも兼業や副業を認める企業は大きく増える。また、大都市か地方か、大資本か零細かという二択論ではなく、どちらも実現し多様なコミュニティーに同時に属するライフスタイルが、人生100年時代の生き方、働き方としても急速に普及するだろう」
働き方改革は、いまのところ「労働時間の短縮」という点だけが目立っているようにしか見えないけど、今後の動きには期待したいです。
ひとつの会社だけに縛られて、価値観も時間も収入もそこに依存するのはリスク以外のなにものでもないし、視野を広げることで仕事に活かせるというメリットもあるはず。
長い人生の中で、仕事に注力する時期、育児や介護に注力する時期、あるいは自分の健康面に注力する時期、そのタイミングは違えど、人それぞれあるはず。いろんな生き方、働き方があっていいし、そうであるべきだと強く思います。
ななのひとこと・ふたこと
インターネットやスマホがない生活なんてもう想像できません。外出する際、お財布忘れてもどうにかなるけど、もし仮にiPhone忘れたら絶対に家に取りに戻ります。まあ、だいたいいつも手に持っているので忘れることはないんですけど。