介護者自身の健康管理-健康診断はきちんと受けよう

自分のこと

入院している母のお見舞いに行くためには、定時に会社を出る必要があります。母の様子が心配なのでだいたい一日おきに病院に通っています。
たまった仕事を片付けるため、お見舞いに行かない日は遅くまで残業する生活を続けていたせいか、先日、自分自身が体調を崩して寝込んでしまいました。

体調を崩す原因

母が入院していて自分ひとりだと、食事の支度が億劫になります。母がいれば栄養バランスを考えて食事を作るようにしていますが、ひとりだとつい簡単に済ませてしまうのが良くないです。

食事が疎かなうえに睡眠不足が続けば、体調を崩すのも当然です。

健康第一

介護をするためには、介護者自身の健康が第一です。

具合が悪くても(症状が進んだ)認知症の人には理解してもらえません。体調を崩しても、ゆっくり寝てはいられないのです。

仕事や介護に追われて、自分自身の健康管理がおろそかにならないように気をつけましょう。

健康診断はきちんと受ける

何はなくとも、きちんと食事をして、しっかり睡眠をとるのが基本です。そのうえで、健康診断もきちんと受けましょう。

私は、会社で年に一回ある健康診断と、区民を対象とした行政の無料がん検診を毎年受けています。

多くの自治体で住民(35歳以上くらいから対象になるケースが多いようです)を対象とした無料または格安の検診をしているので、ぜひ利用しましょう。
どんな検診があるかは、自治体のホームページや広報誌で確認できます。

そして、受けっぱなしではなく、もし要再検査となったらちゃんと再検査を受けに行くことが重要です。
面倒くさがったり、病気を怖がって再検査にいかないなんてもってのほかです。

健康診断の重要性

私は会社の健康診断がきっかけで病気が見つかりました。要精密検査の結果が出たので専門医に診てもらい、手術を受けました。ちょうど2年前のことです。

自覚症状はなかったのですが、そのまま放っておいたら大病を引き起こしていたかもしれないと言われました。

早期に手術したので完治しました。自覚症状がなくても、あのときちゃんと再検査を受けておいて良かったと、本当に思います。

健康である人ほど、自分の身体を過信しやすいです。だからこそ、少なくとも年に一度は健康診断を受けましょう。

ななのひとこと・ふたこと

たった4日間の入院でしたが、入院生活の不自由さと、健康であることの有り難みを強烈に実感したできごとでした。